ドイツです。1,290もの醸造所を有し、5,000以上の銘柄がこの国に詰まっています。
かつて300以上の国と地域に分裂していた国だけに、キリン、アサヒのような全国区ビールが存在せず、全てが地ビール。
ビールは醸造所の煙突の影が落ちる範囲内で飲むものだと言われたほど多くの地ビールがあります。
1516年にバイエルン公のウィルヘルム4世によって制定されたビール純粋令(ビールは、麦芽、ホップ、水、酵母のみを原料とすることという内容で、今も有効な法律として有名です。)は結果としてドイツビールの品質を高めるきっかけでした。今もかたくなにそれを守るビールがドイツにはたくさんあります。
一見、このビール純粋令はいい法律に見えますが、なぜ、ホップなのかを調べると、当時のドロドロしたものが見え隠れします。
この純粋令以前は、各地で様々な原料を使った多様なビールが存在し、その土地土地で取れる植物、ハーブ、場合によっては海藻も使われていました。ビールは薬用としても使われていました。
当時のとある有力な諸侯が手広くホップ畑経営をしており、バイエルン公にホップをビールの原料とさせることで、ホップの生産が増え、税収入に貢献できると話を持ちかけ、互いの思惑が一致して制定されたというのは、知る人ぞ知るお話です。
さて、私は158種類のドイツビールにトライしましたが、悔やまれるのは、ビール漁りにミュンヘンに行かなかったこと。ドイツは広いです。廻りきれないです。
微々たる量のトライの中で一番よかったのは、これ、ディーベルプレミアムのアルトビールです。アルコール度数4.9%と普通ながら、この味のバランス、濃さ、リッチな泡、全てがGoodです。
Country Germany
Brewer Brauerei Diebels in Issume, Niederrhein
Foundation 1878
Alcohol 4.9%
Comments
Dark amber colour Dunkel beer with rich creamy foam. It is good balanced taste in spite of less than 5.0% alcohol. It has become No.1 beer of mine in Germany since 8th of March 2005.
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